千鳥もサンドも2.5次元も…お笑いコンビ人気のカギは“男同士のイチャイチャ感”にあり
なぜ仲良しの男同士が支持されるのか。芸能ライターのエリザベス松本氏はこう言う。
「以前の『おぼん・こぼん』さんのように、仲の悪さで番組ができてしまうというほど突き抜けていれば話は別ですが、コロナ禍で疲れ、ギスギスしたやりとりは見たくないというのが大前提としてある。加えて、かつてはマニア向けだったBL(ボーイズラブ)が一般化したことも関係しているのでは」
連ドラでも2019年に第2シリーズが放送された「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)とか、21年に劇場版が公開された「きのう何食べた?」(テレビ東京系)はブームにもなった。
「映画の舞台挨拶や、連ドラの番宣などで、男性の出演者同士が仲良さげにしていると、ネット上にすぐ〈2人のいちゃいちゃ最高〉なんてコメントが書き込まれます。最近はすっかり男性同士の〈いちゃいちゃ〉という言葉が一般化しており、特に女性の視聴者は、恋愛感情がなくても男性同士で仲良くしているほほ笑ましい姿を見たいし、見て癒やされて〈いちゃいちゃしている〉と言いたいんですよ」(エリザベス松本氏)