著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ポツンと一軒家」のような視聴者参加形バラエティー番組を支えるのは“人間への興味”だ

公開日: 更新日:

 一口にバラエティー番組といってもさまざまな形がある。代表的なものが明石家さんま松本人志を司会にひな壇を芸人やタレントが占め、おしゃべりで構成される形式。すっかり定着した食リポ番組、最近はクイズや俳句をバラエティー化した番組など、多種多様にあるが、いずれも出演するのは芸人を中心としたタレントだ。

 中身は変わっても、番組成否のカギを握るのはタレントの人気、キャラ、トーク力にある。見方を変えれば、人気のあるタレントを起用すれば、ある程度の視聴率は期待できる。

「人気芸人ありきで作る傾向になり、似たようなトーク番組に偏ってしまう。これではディレクターの想像力、企画力が伸びない」(テレビ関係者)

 確かに、番組が終わった枠に、別の芸人が起用され、似たようなトーク番組になることがある。

 タレント力に頼らないのが視聴者参加型のバラエティー番組だ。2018年に始まった「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)はその典型。司会は林修所ジョージの人気者2人だが、主役はポツンと一軒家に住む人。周りに何もない辺ぴな家よりも、そこに住んでいる人の方が関心度は高い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に