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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ポツンと一軒家」のような視聴者参加形バラエティー番組を支えるのは“人間への興味”だ

公開日: 更新日:

 3つの番組には難点もある。主役が一般人だけに、全国にどれだけいるのか、いても出演に応じてくれるかで番組の継続期間も決まる。

 一方、共通点もある。全国放送だが、いずれも制作は地方の系列局である点だ。

「キー局だと芸能事務所との付き合いで、タレント優先で番組を作ることも少なくない。いわゆる忖度があって自由な発想で番組を作りづらい。その点、地方は忖度も少ないし、自由な発想で面白いと思った番組を作れる環境がある」(在阪テレビ関係者)

 行きついたのがタレント起用にこだわらない番組。企画や面白い人間は街中にあるという自由な発想と行動力。面白いなら番組にできる環境がある。

「楽しくなければテレビじゃない」のコピーを作ったキー局があったが、そのキャッチは今では地方局に移っている。

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