“いま旬”プロデューサー佐久間宣行氏の魅力は「おじさん力」 出し惜しみしない等身大感覚
いまバラエティー業界で有名なテレビプロデューサーといえば、佐久間宣行氏(46)だろう。
テレビ東京出身で、ブレイク前の劇団ひとり(45)やおぎやはぎ、バナナマン、東京03といった関東の非吉本芸人たちを起用した深夜バラエティー「ゴッドタン」がブレーク。監督と脚本を担当した「キス我慢選手権」は、劇団ひとりがセクシー女優のキスの誘惑に負けないというおバカ企画で、2度映画化。
総合演出を担った「マジ歌選手権」は、芸人が自作した“マジ歌”を、牛乳を口に含んだ審査員たちが笑って吹き出さずに最後まで歌いきるという、これまたおバカ企画だが、日本武道館や横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナなど巨大アリーナで音楽イベントを開催し、成功した。無名だったヒップホップユニットのCreepy Nutsを発掘し、地上波、リアルイベントの両方で人気を博している。
東京オリンピックの開会式のVTRでは劇団ひとりが出演し、閉会式ではCreepy Nutsがパフォーマンスを披露と、佐久間プロデュースから東京五輪タレントを2組も輩出している。