著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

2022年「テレビの顔」は麒麟・川島明で決まり! レギュラー8本、番組出演本数1位を狙う

公開日: 更新日:

 2022年も残すところ1カ月。流行語大賞や話題の商品など、この一年を振り返る企画もぼちぼち出てきた。テレビ界で今年の顔といえるのはやはり麒麟・川島明だろう。

 月~金曜の「ラヴィット!」でTBS系朝の顔として定着、「ウワサのお客さま」(フジテレビ系)、「川島・山内のマンガ沼」(日本テレビ系)などレギュラー多数。10月からは「月曜の蛙、大海を知る。」「ベスコングルメ」(ともにTBS系)の2本も加わり、現在合計8本。「アメトーーク!」(テレビ朝日系)や「週刊さんまとマツコ」(TBS系)など単発番組や特番にも出演し、まさに川島無双の年になった。

 15年前に相方・田村裕が「ホームレス中学生」で一躍時の人となった時は「じゃないほう」扱いだったが、その後「R-1ぐらんぷり」や「IPPONグランプリ」などで実力を発揮。ひな壇番組の裏回しで評価が高まり今日に至る。遅れてきた実力派芸人MCだ。

 現在、「2022上半期テレビ番組出演本数ランキング」(ニホンモニター)1位。

「1度は1位に」と11月9日「あちこちオードリー」(テレビ東京系)で意気込みを語っていたが、実は3位につけているオードリー春日を狙っている(2位バナナマン設楽)。

 10月スタート「ベスコングルメ」は川島と春日が隔週交代でMCを務める番組でウオーキング+グルメの新感覚の散歩番組。

 アサヒビールの1社提供で、ぶっちゃけ、ビールをいかにおいしく飲ませるかが目的の番組ではある。ゲストの希望する絶品グルメをゴールとし、そこまでウオーキングする。

 途中、必ず商店街を通り、焼き鳥などのグルメに誘惑されながら、あくまでも目で楽しむだけ。誘惑にもめげず、目的地に向かってひたすら歩き続け、ゴールには冷え冷えのビールと絶品グルメが待ち受けている。

 27日は川島の回で赤羽から大塚まで6.5キロを2時間かけて歩き、「うんま」とビールを飲んでいた。ああ羨ましい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇