青春ドラマ「柔道一直線」ヒロイン演じた吉沢京子さん 還暦過ぎて再婚していた!

公開日: 更新日:

ライブ「京のことだま」はもう10年

 3年前、夫婦で一緒に一般財団法人日本文化福祉財団を立ち上げ、チャリティーイベントやボランティア活動を主催している。

「離婚したとき、息子はまだ4歳。母に助けてもらいながら必死で子育てと仕事をしてきました。3年前までは5年間、母親の介護もありました。だから、ゆっくり何かを“楽しむ”ということがずっとなかったんですね。それが、子育てと介護が終わるのと入れ替わるように、主人とのお付き合いが始まり、旅行好きの主人に欧米をはじめいろいろな国へ連れて行ってもらい見聞を広め、ワインアカデミーに通ったり、と今まで知らなかったこと、やりたかったことをやらせてもらっています」

 芸能活動も継続中だ。

「舞台をちょこちょこやったり、『京のことだま』というライブはもう10年。同年代を生きてきた方たちに元気になってもらいたいというコンセプトで、10代の頃の自分の歌や、10年前に出した新曲を歌ったり、朗読や日本舞踊をしたりしています。これからも体を大事にして、いただいたお仕事を、ひとつずつ丁寧にやっていけたらと思います」

 3月25日、東京・銀座の「GINZA Lounge ZERO」で29回目の「京のことだま」を開催する。

 さて、埼玉出身の吉沢さんは、13歳のとき「劇団ひまわり」に入団し、1967年、映画「燃えろ!太陽」でデビュー。69~71年放送のスポコンドラマ柔道一直線」でヒロインを演じ、一躍、人気獲得。「さぼてんとマシュマロ」(日本テレビ系)、「レモンの天使」(フジテレビ系)、映画「父ちゃんのポーが聞える」(東宝)などに出演し、清純派アイドルとして活躍した。

「当時は、主演の連続ドラマ2本と映画を、並行して撮影したりしていましたから、あまりに忙しくて、自分の作品をほとんど見られなかったんです。それで、このコロナの自粛期間中に主人と一緒に『柔道一直線』をDVDで初めて全部見たら、こんな面白いドラマだったんだ! って思いました(笑)。主人は『かわいかったね』と言ってくれました」

 お幸せそうで何より!

(取材・文=中野裕子)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱