ジャニーズ性加害問題でやっと外部専門家の相談窓口設置も…危惧される“泥縄お手盛り調査”

公開日: 更新日:

■実名顔出しのインパクト

 しかし、「さすがに、これまでジャニーズに忖度し続けたメディアも報道しはじめた。それで、ジャニーズ包囲網が狭まり、対応せざるを得なくなった」(スポーツ紙芸能デスク)。大手代理店出身の広告プロデューサーの見方はこうだ。

「本来は当事者であるジャニー氏がもはやこの世にいないため事実関係が分からないとして逃げ切ろうとしたのでしょうけど、告発が続き、また内容も生々しく、そうもいかなくなった。ジャニーズにとってタレントはたくさんの広告に出てもらい、莫大な収益をもたらす商品。広告はイメージが全てですから、問題が大きくなって、イメージが崩れ始めているのに何もしないとなるとスポンサーから『商品管理をしないの?』という疑問の声が上がる。今回このような説明文が出たということは既にどこかの企業から疑問の声が上がっていると考えた方が自然でしょう」

 さらにこう深読みする。

「もっとも、このようなケースでクライアントが事務所に直接何かを言うことはないので、間に代理店が入る。臆測ですが、クレームを入れてきたクライアントはかなりの大手で、かつ代理店も無視できない存在ではないでしょうか」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動