著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

若者よ、権力に媚びを売るエセエンタメに引っかかるな!

公開日: 更新日:

 小泉今日子さんが朝日新聞のインタビューに答えて、政治的発言もいとわないブレない心情を表明し、さすがと思わせた。

 さてこの「芸能人の政治的発言」について、最近考える出来事が多かった。ていうか、この言い方がそもそもおかしい。政治的発言は国民の誰もがその年齢立場にかかわらずしてよいものだからだ。

 ただ所属するのが大手プロダクションともなれば大企業とも付き合いがあり、さすれば必ず権力の中枢とも関係している。そこにいる限り、権力批判などは出来っこない。キョンキョンも事務所を辞め自らの会社を立ち上げたから自由になれたのだ。

 だからそれと逆の話もある。統一地方選を山口県で戦っていた有田芳生氏の「下関は統一教会の聖地」という演説に田村淳くんが「軽蔑する」と噛み付いた。しかし有田氏は過去に教会側が「聖地と同様だ」と言った事実を伝えたまでだ。

 それで「よく調べもせずに」「誰に忖度して言ってるんだ」と批判が殺到、そこに脇から突然国生さゆりさんが「そんな嘘言って、軽蔑する」と口を挟んだから、選挙妨害で訴えるという話になった。しばらくしたら、自民党の立候補者リストに国生さゆりが入っているというニュースが。何じゃこりゃ。生稲晃子から続くおニャン子枠があるのか。話がわかりやすすぎる。同じアイドルでもキョンキョンとはどこか格が違う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  3. 3

    「おむすび」は朝ドラ歴代ワースト視聴率濃厚…NHKは橋本環奈で何を見誤ったのか?

  4. 4

    “レジェンドアナ”近藤サトが明かしたフジテレビアナウンス室の実態

  5. 5

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  1. 6

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  2. 7

    テレ朝の名物社員「ナスD」パワハラ&経費不適切使用→懲戒処分が示したテレビのヤバイ昭和体質

  3. 8

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 9

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  5. 10

    兵庫県パワハラ知事は第三者委の「違法」指摘にも居直り反省ゼロ…維新・吉村代表に問われる「製造責任」