青空・須藤理恵さんを偲ぶ…男勝りで豪快も、親身になって考える優しさの持ち主だった
5月22日、急死した関西を中心に活躍していた女性漫才コンビ「青空」の須藤理恵さん(享年45)。
自分よりもはるかに若いNSCの生徒の死はほんとに悲しくてやるせないもの。ザ・ぼんちの里見まさと師匠が通夜に出席されて「順番が違うぞ! と叱ってきました」と投稿をされていましたが、おっしゃる通りの思いです。私も残された相方の岡友美さんに「俺より早よ逝ったらあかんよ!」とメールをしてしまいました。
男勝りで豪快で、同期や先輩からは「すー」「すーちゃん」、後輩からも「すー姉さん」と呼ばれて慕われ、彼女を悪く言う人はひとりもいませんでした。同期のレイザーラモンRG君が「東京行こうとした時に『今行っても何もない。大阪で実力つけてからでも遅くないで』と引き留めてくれなかったら今のレイザーラモンはない」と感謝を投稿していました。その後彼らは新喜劇に入り、ブレークしたのち東京進出したのですが、彼女には自分のことのように親身になって考える優しさがありました。
若い頃から漫才と野球をこよなく愛し「阪神はいいドラフトしましたね!」とか「即戦力の先発とらなあかんでしょ!?」とか、我がことのように野球の話になると熱くなり、おっちゃんと話していると錯覚するほど。硬式野球チームのマネジャーもしていただけあって“ファンの域を超えた”分析は面白く、よく当たるので芸人の先輩たちにも重用され、私も彼女との野球談議が大好きでした。