北公次の悲痛な叫び…性被害を「新聞も女性週刊誌もテレビもリポーターも取り上げない」
1988年に出版された元フォーリーブス、北公次の「光GENJIへ」。同名のビデオが発売されたのは翌89年のこと。その中には北だけでなく、当時のジャニーズのタレントの生々しい証言も収録されている。例えばこんな具合だ。
「散々触られて、だんだん手が下に伸びてきたんでまずいなと思って。でも、問題は起こしたくない。その頃はドラマの仕事をもらっていて……」
「突然抱きつかれて、人形みたいに足を絡ませられて身動きが取れない状態になって、体をまさぐり回され……」
当時SMAPがデビューしたが、TOKIOの母体となる「平家派」の名前を出して関係を迫られたタレントもいた。
「『SMAPと平家派ってグループが出るんだけど、君も(平家派で)出ないか』と言われ、『よろしくお願いします』と言ったら、ジャニーさんに『ユー、こっちに来なよ』と言われ、触りまくってきまして、拒否していたら『君たちの先輩もやっている身体検査みたいなものなんだ』と」
これは34年前、北とジャニー喜多川氏の出会いは60年近くも前である。その間、2019年に亡くなるまで性加害が延々と続いていたということだろうか。そして北はこう語る。