「ジャニーズ性加害」民放キー局、大新聞文化部は未だにスルー、外圧でしか動かない日本社会の悪しき縮図

公開日: 更新日:

「これまであらゆる策を講じては行動に移してきましたが、こうして『外の力』を借りないと動かない『問題』にも違和感はあります」

 ジャニーズ性加害問題当事者の会代表、平本淳也氏(57)はそんなコメントを発表している。国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会メンバーが来日、当事者の会などを公式訪問してのヒアリング調査をはじめたことへの感想だ。

■「大人と子どもの間の『力の不均衡』」

 故ジャニー喜多川氏による、未成年の少年らへの、半世紀以上にわたった性加害問題。「子どもに対する暴力撲滅グローバル・パートナーシップ(GPeVAC)」事務局長のハワード・テイラー氏は「子どもへの性暴力の背景には、大人と子どもの間の『力の不均衡』が共通して存在する。どの国でも起きており、決して日本だけの問題ではない」と朝日新聞の取材に語ったという。

 華々しい芸能界へのデビューを夢見てジャニーズ事務所の門を叩いた少年たち。それをかなえることのできるジャニー氏は圧倒的な存在だったに違いない。そんなジャニー氏からデビューの見返りとばかりに性加害を受け、肛門性交まで受けていたという事実。テイラー氏は「悲しくなったが、驚きはなかった」とコメントしたそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由