ジュリー社長が否定する母メリー喜多川氏の責任…ジャニー氏の性加害を知らなかったはずがない
■経営を担う一方でタレントを見る目はなかった
メリー氏がタレントの見る目がなかったことが露呈したのは、SMAPだといわれている。
「SMAPメンバーを見たメリーさんは、『この子たちは売れない』と言って、当時デスクだった飯島三智さんにマネジャーを担当させた。飯島さんはその後、マネジャーとしての才能をいかんなく発揮し、SMAPを国民的アイドルに育てた。ジャニーさんが飯島さんのマネジメント力を高く評価していたといいます」(週刊誌記者)
ジャニーズ事務所の後継者に飯島氏の名前が報じられるようになり、メリー氏の長女、ジュリー現社長との派閥争いが話題になった。
「メリーさんは15年1月に週刊文春の記者を呼びつけて、ジャニーズ事務所の後継者は娘のジュリーさんと断言し派閥争い問題に終止符を打った。翌年、飯島さんは追われるように事務所を退社しました」(前出・週刊誌記者)
19年7月、ジャニー氏の死去に伴って、ジュリー景子氏がジャニーズ事務所社長に、同時にメリー氏が代表取締役会長に就任。20年9月には現役を退いて名誉会長になったが、2年後の21年8月に93歳で他界。それから約1年半後、英国営放送BBCがジャニー氏の性加害問題をドキュメンタリー番組で放送した。