これは最悪の選択だ…「当事者」の東山紀之を新社長に据えるジャニーズ帝国の傲慢
ジュリーが初めて会見に出て謝罪したことや、辞任することを自らの口で話したことで、会見はジャニーズ側がリードする形になった。
週刊文春(9月14日号)は、ジュリーが8月下旬、東山、井ノ原、国分太一、木村拓哉たちと「謀議」をしていたと報じている。
この会合でジュリーは協力を求め、人望のない東山を井ノ原と国分にサポートするように頼んだという。
このことでも分かるように、東山はジュリーの傀儡(かいらい)で、ジュリーは代表権を持ち、株を100%所有する絶対的なオーナーのままだ。汚れきった社名も変更しないという。
これだけの大騒動に広がったにしては、何も変わらない。このままではジャニー喜多川事件は忘れられ、みそぎを済ましたとジャニーズ帝国は続いていく。メディアよ、それでいいのか! (文中敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)