ジャニーズ「エージェント制」の導入でタレントたちが迫られる“究極の選択”
東山紀之社長は「全てを会社に委ねたり縛られたりするのではなく、タレント自らがその活動の方向性に応じて、自分自身で活躍の場を求めていくことになる。事務所は最大限のサポートをしていく」と説明。若手は所属することもできるが、一線で活動中のタレントはエージェント契約を結ぶか否かを決める。簡単そうで難しい判断になる。
これまで、ジャニーズに所属していることで、多くの仕事に恵まれてきた。本人の実力よりも、ジャニーズの力によるところが大きい。デビュー間もないタレントが「ドラマ主演」は当たり前。「映画初出演で主演」と、3階級飛びのようなキャスティングもあった。俳優の世界で実績のないタレントが主演を張れるはずもない。人気を土台にメリー氏の圧力が働き、テレビ各局が忖度してジャニーズの言いなりになり優先的に起用してきた。
■倉本聰氏もジャニーズの横暴を暴露
ジャニーズの横暴さに脚本家の倉本聰氏も「財界オンライン」で声を上げた。「ある女優を起用しようとしたら、テレビ局から待ったがかかった。その女優がジャニーズとトラブッたことがあり、使うなら局から全ジャニーズ関連のタレントを引き揚げると脅された」と暴露した。