ジャニーズ“NG記者リスト”お粗末さらに露呈 印刷は「会見場下コンビニ」のズサン危機管理
故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題に関する2日の記者会見後に発覚した“指名NG記者リスト”について、ジャニーズ事務所は10日、弁明コメントを公表。
1回目(9月7日)の記者会見の質疑応答で“不規則発言”をしたと見なされた記者のほかに、不規則発言をしないであろう記者が“指名候補記者リスト”にまとめられ、それぞれの所属、氏名と顔写真がプリントされた紙が、2日の会見当日に関係者に配布されていた。
「NGリストの外部流出事案に関する事実調査について」と題した弁明コメントから明らかになったのが、リストを作成したコンサル会社の杜撰な仕事ぶりだ。
「弁明で気になったのが、記者会見当日のフローのところで、NGリストについて“記者会見会場所在のビルのコンビニエンスストアで印刷”という箇所です。当日しかも会見場のホテルが入るビルの下のコンビニでプリントしたという危機管理のなさに愕然としました。今回、マスコミにリストの存在が暴露されましたが、もし1枚でもコピー機に残っていたり途中で紛失してしまったりしていたら、関係のない一般人に流出していた可能性もあったでしょう。当日、慌ててやることではありません。しかも、リストが“氏名NG”となっていたのも、“深く考えずに誤記してしまった”と弁明しています。こんな会社に会見を仕切らせるのがそもそもの間違いだったのではないでしょうか」(週刊誌記者)
ジャニーズ事務所は今回の調査で、NG記者リストは10月2日の会見前の打合せの際に、会見を運営した世界的コンサル会社「FTIコンサルティング」側から配られたとしている。