(5)「書く」ことは脳が衰えないことにつながる
■SNSは元気を発信するきっかけ
例えば、自分が育てた薔薇の写真に、奇麗に咲かせる育て方を書いてアップしてみると「なんという種類の薔薇ですか」なんて質問のコメントがあるかもしれません。見ず知らずの人との交流には注意が必要ですから個人的な情報には気を配りますが、短いコメントのやりとりでも案外楽しいものです。まったく世代の違う20代の若者から「いいね」があるかもしれませんしね。文章は締め切りがないとなかなか書こうと思わないものですが、SNSでしたら好きなことを気軽に書くことができますし、関心を持ってくれる人が増えれば励みにもなります。
15年ほど前になりますが、小学校の同窓会で友人と再会して以来ずっとSNSでつながっています。お互いの生存確認になりますし、元気でやっていますという発信になります。私たちの世代は学校の生徒名簿はなかなか残っていません。「あの人どうしているかな」「元気でいるのかしら」と思っても連絡はとりにくいものです。でもSNSをやっていると、ずっと長い間会ってない友達から時々連絡がくることがあります。とても懐かしくてそれからは旧交を温めることになりますし、なによりも「元気を発信する」きっかけになります。