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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

市川猿之助被告に検察が「懲役3年」を求刑したのは…裁判官に“どうぞ執行猶予を”という意味

公開日: 更新日:

 猿之助を歌舞伎界に戻したいという内部の声にも理由がある。それは3つある。

①集客力 猿之助がメインの舞台では、チケットが足りないと言われるほどの稼ぎがあるし、復帰すればファンは足を運んでくれる。

②演出力 新作歌舞伎で猿之助のように斬新な演出をしてくれる人物は、今の歌舞伎界にはほとんどいない状況で、彼の存在が必要不可欠だ。

③功労者 先代猿之助・猿翁が作り上げたスーパー歌舞伎を、よりファンを拡大する形で流れをつくった。

■歌舞伎復帰をアシスト

 今は、彼の復帰について批判的な向きもあろうが、執行猶予は4年、5年が予想され、それだけの時間が経てば、事件も風化するというものだ。

 復帰もしやすくなるだろう。いや、その期間が過ぎる前に、演出など裏方として現場に戻ることも考えられる。もちろん、ドラマやスポンサーのある映画ではなく、舞台だからこそ可能。お金を払って見てくれるファンがいれば成立するからだ。

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