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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

NHKが「尖閣は中国」発言を見逃したのも当然か…ホームレスが局内で“生活”していたユルさ

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「いや、それは中国側をいたずらに刺激するのでは……」という声も聞こえてきそうだが、放置しておくと後々、面倒が起きかねない。中国メディアなどが「2024年8月の終戦記念日の直後に、日本の“公共放送”NHKが『尖閣は中国領土』と放送しているので、日本の国民的にもコンセンサスになっている」などと言い出す可能性を残してしまう。日本の国内向けに“深くおわび”している場合じゃない。

 僕は今から40年以上前は駆け出しのスポーツ紙記者で、テレビ担当として週の半分くらいはNHKに顔を出していた。当時は古き良き時代で、出入り口に警備員はいるものの、顔パスで中に入れた。その頃に耳にして驚いたのが、ホームレスが10年近くNHK局内で“生活”していたという話。そのホームレスはジーンズの上下の格好で、拾った台本を尻のポケットに入れ、食堂では食券を箱に入れたフリをして食事にありついていたそうだ。もちろん、テレビ局だから風呂もあるし、ベッドもあるので身なりは清潔だったらしい。

 そんな外部侵入者にとって夢のような時代と現在はまったく違う。外部スタッフのような人物がなぜ番組に入り込めたのか、ひとつひとつの事案をきっちりと処理していかなくてはならない。

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