『Qrosの女』桐谷健太のパパラッチ役が「ハマり役」と高評価も“取材でアイドルのゴミ漁り”はアリか?
10月期ドラマ『Qrosの女 スクープという名の狂気』(テレビ東京系)が注目を集めている。誉田哲也氏の小説『Qrosの女』(光文社文庫)が原作の同作品は、週刊誌の芸能記者と芸能界を舞台にしたサスペンス。主演の桐谷健太(44)が敏腕記者・栗山孝治を演じている。
「芸能人の熱愛や不倫を報道する写真週刊誌の張り込み現場をリアルに再現しているドラマということで、放送前から話題になっていました。『FRIDAY』『週刊文春』の元敏腕記者で、ジャーナリストの赤石晋一郎氏が取材協力で入っており、赤石氏第1話では栗山の情報屋でもあるタクシー運転手役で俳優としてもドラマにも出演。芸能記者がどのようにスクープを掴むのか、一般の人が知ることのできないところまで描いています」(テレビ誌ライター)
第1話を終えたSNSの反応は、《ストーリーや設定に無理矢理感がなくてスッと入れた》《週刊誌記者の実情、実態に切り込んでいて面白かった》などと概ね好評である。とはいえ、「さすがにこれは…」と出版関係者を驚かせた部分もあった。
例えば、栗山が張り込み取材中の女性アイドルのマンションのゴミ集積所からゴミを持ち帰るというシーンがあった。栗山とバディを組んでいる若手記者・矢口慶太(影山拓也)が、「それって不法侵入罪ですよ。窃盗ですよ」と指摘するが栗山は意に介さない。岡部たかし(52)演じる編集長の林田彰吾は、「あいつ(栗山)は間違った情報を出さないためだったらなんだってする」と矢口を黙らせる。今でも“ゴミ漁り”のような取材方法が行われているのか?