コスプレーヤーえなこ「3年連続 年収1億円超え」の陰に緻密な戦略と巧みなセルフプロデュース
「えなこがSNSで発信する中にクライアントの商品や情報が入っていて、彼女自身がCMの媒体になっているという形です。女性コスプレーヤーは、オタクの男性のみならず、女性からも憧れの存在になり得る。一昔前にファッション雑誌のグラビアを飾るファッションモデルがカリスマ的人気を得たように、えなこはビジュアル、言葉、世界観で国内外にファンを獲得していますからね」
昨年からは、ライブストリーミング配信プラットフォーム「Twitch」でゲーム実況やコスプレ衣装を披露しトークなどの生配信も行い、それも24万8000人ものフォロワーがいるという。
「自らをモデルとして、いわゆる『映える』写真を撮って加工する技術に秀でているのは間違いないですね。また、NFT(非代替性トークン)など、デジタルコンテンツと暗号資産が融合したようなものでも収益を得ているようです」と続けた。
■社長兼マネジャーと二人三脚
写真集も出版社を通さずに自らプロデュースしているというから業界の流儀に縛られない稼ぎ方を身に付けているのだろう。マネジャーとは、あまり一般的ではなかったコスプレーヤーを職業として定着させるため、綿密な戦略を立てて自らを売り出していったそうだ。