フジ10時間半会見が突破口に? 旧安倍派会計責任者「参考人招致」渋る自民に《老いたフジの経営陣ですら懸命に質問に答えていた》
平均世帯視聴率(速報値)は13.1%(関東地区・ビデオリサーチの調べ)だったという。芸能界引退を表明した元タレントの中居正広(52)と女性のトラブルを巡る問題で、フジテレビが27日午後から10時間余りに渡って報じた会見のことだ。
かつてテレビ東京で放送されていた新春恒例の12時間ドラマ「新春ワイド時代劇」を思い起こさせる長時間番組となったが、フジで高視聴率コンテンツと言われる「サザエさん」ですら世帯視聴率は10%前後だから、それだけ世間の関心が高かったということだろう。
会見では記者の怒声が飛び交うなどルール違反の様子や、年齢層の高い経営陣らが一つ一つの言葉を絞り出すような場面も見られ、視聴者から《おじいちゃんをいじめるな》《お年寄り経営者が倒れそう》といった声が飛び交う展開に。
ただ、そんな「ぶっ続け会見」が国会にも“いい意味”で影響を及ぼしているという。
■参考人招致が実現すれば国会中継も高い視聴率に?
与野党は現在、衆院予算委員会理事懇談会で、自民党派閥の裏金事件で有罪が確定した旧安倍派会計責任者(当時)の参考人招致について協議中。立憲民主党などは招致の議決が予算審議を進める条件としており、招致の議決は全会一致が慣例だ。