人気絶頂期に田舎暮らしを始めた高木美保
■1998年11月
88年の昼ドラマ「華の嵐」(東海テレビ・フジ系)でブレークし、昼メロの女王と呼ばれた高木美保。バラエティーやクイズ番組でも活躍して人気だったが、98年4月、35歳で「この秋に田舎に移り住む予定」と宣言。知人の農園で畑仕事の見習いをしていることも告白した。その後、高木は「クイズ!紳助くん」(テレビ朝日系)や「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)などレギュラー番組を降板。突然の田舎暮らし宣言を行った。
引っ越し先は栃木・那須。高木は「東京は刺激的だけど、暮らすには落ち着きません」
「みんな働きすぎて経済的には豊かでも、心は豊かとはかぎらないでしょ。仕事の仕方を変えたほうがいいと思います」とコメントし、1カ月の間に畑仕事と物書きを各10日、テレビの仕事は5日にとどめて、残りの5日は何もしないで暮らしたいと語った。
所属事務所も「本人が園芸に興味があってそれをやるために引っ越すと聞いております」と移住を認めるコメント。最後の東京暮らしを「一番東京らしい場所」という隅田川リバーサイドの高層マンションで過ごし、98年11月、両親とともに那須に引っ越した。