初舞台前夜に大酔っ払い…俳優・森田順平の酒エピソード
連ドラ「半沢直樹」の岸川部長役でサラリーマンの悲哀を演じて話題となった森田順平さん(61)。昨年10月からは声優として人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の園長先生役に起用され、子供たちにもお馴染み。実は知る人ぞ知る酒豪で――。
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生まれは北九州市小倉です。親父はサラリーマンで酒席が多く、しょっちゅう酒のニオイをさせて帰宅してました。そのくせ「日ごろの罪滅ぼし」と称してオフクロの誕生日には料亭に誘い、芸者をあげてお祝いするような粋なところがあったんです。
そんな親父でしたから、僕は小学生のころから正月はお屠蘇や燗酒をいただいてました。
ただ本格的に飲み始めたのは、役者になるため入学した日大芸術学部演劇学科時代。将来役立つだろうと入会した「殺陣同志会」が、文化部なのに体育会系のノリで何かというと飲み会ばかり。在籍したのは1年ほどでしたが、諸先輩に殺陣だけでなく、お酒も随分と鍛えられたものです。
新入生歓迎コンパから暴走しました。先輩にワイワイはやしたてられ、調子に乗って日本酒の一升瓶をラッパ飲み。強要されたわけではなくウケ狙いでしたが、さすがに途中から記憶が飛んで目が覚めたのは翌朝。先輩のアパートでした。