著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<3>流れては散ったXデー情報…早貴被告の「ドバイ移住計画」が逮捕を後押し?

公開日: 更新日:

 これまでも何度かXデー情報が流れ、そして散っていった。私は落胆はしていなかったが、それでもXデーは待ち遠しかった。

 早貴被告は翌28日に和歌山県警に逮捕された。ただし、決め手となる新たな証拠などが見つかった様子はない。もしかしたら本当に移住計画が後押ししたのかもしれない。すでにドン・ファンの殺害からは3年もたっていた。

 ドン・ファンが殺害された当日、2018年5月24日、私は講談社の親友Kクンと会う約束をしていた。

「明日早いので、早めに会いませんか?」

 Kクンは翌朝からゴルフの仕事が入っているというので、私との会合を午後5時すぎから開く提案をしてきた。

「オレも明日早いことになったから、ちょうどよかった」

 講談社から徒歩1~2分のところにある居酒屋で向かい合った。ちょうど大相撲5月場所の終盤が行われていて、この日は大関に上がろうとする栃ノ心が横綱白鵬と対戦することが決まっていた。

 居酒屋には大型テレビが置かれていたので、相撲を見ながらの会食となった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 2

    離職後、定年後は何をしたい? 第2位「まだ考えていない」…では第1位は?

  3. 3

    悠仁さま「進学に向けた勉学の大切な時期」でも続く秋篠宮家と宮内庁の軋轢

  4. 4

    旧ジャニーズ自社タレントの誹謗中傷に通報窓口設置も…「当事者の会」見て見ぬふりの“二枚舌”

  5. 5

    もはや任意じゃなくて強制…12月2日のマイナ保険証一本化に向けて強まる国民への包囲網

  1. 6

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  2. 7

    厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”

  3. 8

    “終わった説”から大逆襲!巨人・菅野智之「最後の全盛期」を手繰り寄せる意外な要因とは

  4. 9

    機内食の猛クレームで通路で土下座をさせられました

  5. 10

    初V京都国際の《正体》と《左腕王国の秘密》…野球部“以外”の男子生徒わずか12人