渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」
夫婦関係が破綻した松原は娘を連れて逃げるようにハワイへ移住してしまう。現地で2度目の結婚・離婚を経験。晩年は1人暮らしが続いたという。松原はフェイスブックに「I'msuchaloner(私はとても孤独だ)」とつづっていた。享年64。不倫は一人の女性を不幸にした。
渡辺の話に戻る。渡辺の体を病魔がむしばんでいった。結婚当時、体重130キロ、テレビの収録ではロケ弁を3つ平らげ、1日6食が当たり前だったというから、体にいいわけはない。
酒も飲む。牛飲馬食に夜更かし。そんな夫を、郁恵は細心の注意を払い、栄養にも気をつけていたという。
だが、彼女の目の届かないところでは、ご飯にマヨネーズをかけてドカ食い。ダイエットとリバウンドの繰り返しだった。30歳の時に急性糖尿病を発症。2012年には心筋梗塞で、6時間に及ぶ大手術を受けている。
翌年には急性膵炎(すいえん)で緊急入院。糖尿病が悪化し、密かに人工透析も始めた。昨年4月には、大動脈弁狭窄(きょうさく)症の手術も受けていたというから、まさに病気のデパートだ。