冬に多い大動脈解離 60歳以上の男性は午前中の高血圧に注意
ちなみにA型である胸部大動脈解離では、発症後48時間以内に50%、1週間以内に70%、2週間以内に80%の高率で死亡するといわれていますが、B型の下行大動脈や腹部大動脈の解離では、1カ月の死亡率は2割以下と予後は良好です。
大動脈解離の症状は、胸部や背部の強い痛みが続くことが知られていますが、痛みが移る場合があるほか、まれに違和感のみのケースもあります。
超高齢社会において大動脈解離はまれな病気ではなくなりました。メタボリック症候群やリスクのある人は定期的に人間ドックで体の状態を調べてもらい、生活習慣病の管理やストレスを避けることが大切です。