今夏のコロナ急拡大は「デルタ株」だけが原因なのか? 新規感染者は1カ月で5.9倍へ

公開日: 更新日:

▼10代男性は発症前に友人を自宅に呼んで4人で食事し麻雀。後に会食及び麻雀のメンバーに感染者がいたことが判明。

▼20代男性は38度以上の発熱があったにもかかわらず、友人と居酒屋で飲食……など。

 2つの「感染者の行動歴」を見る限り、感染経路に大きな変化はない。いずれも感染した人には問題行動があったようにも思える。弘邦医院の林雅之院長が言う。

「デルタ株により10代以下も感染するようになったのは大きな変化ですが、感染者はそれなりに感染リスクの高い行動を取っているケースが多い。とくに若い人は“新型コロナは若い人に感染しづらく、発症しにくい”との新型コロナ流行初期の情報がインプットされていて、それがアップデートされていないことが“私は大丈夫”との過信につながり、感染者を増やしている。今の若者は新聞やネット情報もよほど興味がなければ読んだり見たりしません。情報過多に見えて驚くほど情報不足です。ですから、感染を防ぐには学校などが感染症の専門家を招いて新型コロナに関する正確な情報を発信したり、親御さんや周りの大人が積極的に新型コロナの情報をアップデートしてあげることが大切なのではないでしょうか」

 あなたの子供や孫は大丈夫?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」