今夏のコロナ急拡大は「デルタ株」だけが原因なのか? 新規感染者は1カ月で5.9倍へ

公開日: 更新日:

 日本の新型コロナウイルス感染症が急拡大している。8月22日の1日当たりの7日間平均新規感染者数は2万2488人、1週間前の1万6514人から36%増。1カ月前の3823人からみると実に5.9倍である。しかも、検査を受けていない潜在的な感染者が増えているとみられており、実数はもっと多いともいわれている。

 なぜこれほど急激に感染者が増えているのか。本当に感染力の強い「デルタ株」が従来株と置き換わったことからなのか。

 デルタ株の感染力は確かに強い。米国疾病対策センター(CDC)の分析によると、デルタ株は1人の感染者が平均8~9人にうつすという。これは水疱瘡と同じで、同じ部屋にいるだけで感染するレベル。従来株のそれは2.5人だから感染力がいかに強いかがわかる。

 しかし、本当に感染拡大の主犯はデルタ株なのか? 感染者の行動に問題はなかったのか?

 そこでデルタ株が急激に増える前の感染者の行動とデルタ株が流行してからの感染者の行動を比べてみた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に