コロナが落ち着いた今が好機 中高年は浮かれる前に眼科検診を

公開日: 更新日:

 症状のひどい場合は2カ月に1回程度検査することが望ましい。ほかに注意したいのは糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性症、近視性黄斑変性症だ。

「3つとも網膜の中心の黄斑部に新生血管が伸びてきて、それが破綻して出血して起きる病気です。人間ドックなどで行われる眼底検査で、小さな出血などがあり、『黄斑変性』『黄斑出血』などと診断されていたら、4カ月に1度くらいは眼科に通い、新生血管や出血が増えていないかを調べる必要があります。できたら、OCT(光干渉断層計)という検査機器のある眼科で調べてもらうのが良いでしょう」

 目の中でホコリが舞っているとか、蚊が飛んでいるように見える「飛蚊症」の人も注意したい。

「後部硝子体剥離は、眼球の中の硝子体が加齢と共に水とゼリー状のものに分離して起こります。ホコリや蚊のようなものが飛ぶということは眼球の中に濁りができているということであり、必ずではありませんが網膜がはがれて網膜剥離が起こりつつある、という可能性があります。そのため、眼底を精査して網膜剥離が起きているかどうかを調べる必要があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造