「快眠食」でコロナ禍の睡眠不調を改善する 感染予防にも重要

公開日: 更新日:

 ただ、グリシンは必要に応じて自分の体内で合成されるアミノ酸なので、健康な若い人は摂取量を増やしても効果はそれほど期待できない。グリシンを産生する力が衰えた高齢者らにおすすめといえる。

③イミダペプチド

 睡眠は自律神経がコントロールしている。自律神経は、活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経の2つの神経系統で成り立っていて、睡眠時にしっかり副交感神経が優位にならなければ睡眠の質は低下する。

「イミダペプチドは渡り鳥の羽の付け根の筋肉に豊富に含まれる物質で、脳内の自律神経の中枢に働きかけて活性酸素による酸化ストレスを長時間にわたり抑制し、疲弊した自律神経を修復して機能低下を防ぎます。優れた抗疲労効果があり、睡眠の質の向上にもつながるのです。イミダペプチドの摂取で睡眠障害が改善したり、睡眠を延長させたという研究結果が国内外でいくつも報告されています」

 1日200ミリグラムのイミダペプチドを約2週間摂取し続けると抗疲労効果があることが臨床試験でわかっている。鶏の胸肉に豊富に含まれていて、100グラム食べれば1日の必要量を摂取できる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?