大事なところに水疱が… 帯状疱疹と間違えやすい性感染症がある

公開日: 更新日:

「左右両方にできていないことなどから、これは帯状疱疹で、あなたが心配している性器ヘルペスではありませんよ。ただ、帯状疱疹は後遺症として1年以上も痛みが残ることもあるし、目の近くだとまれに視力低下や失明につながることもあるし、耳の近くに出ると顔面神経麻痺や耳鳴り、めまい、難聴を来すこともある。しっかり治さないとダメだよ」と尾上院長は話したという。

 性器ヘルペスとは性的接触で感染する性感染症のひとつ。単純ヘルペスウイルス1型(HSV─1)と2型(HSV─2)の感染により、男性は性器や肛門、口の周辺、女性は性器や肛門や口の周りのほかにお尻や太ももなどに水疱がたくさんできる。

「女性の方が罹患率が高く男性の2倍とされています。粘膜部分が男性に比べて広いからだとされています。症状も激しく、発熱、痛み、膀胱炎症状、歩行障害、鼠径部のリンパ節腫脹、排尿障害、頭痛などを起こすこともあります。また、病変は子宮頚部などにも広がる場合もあります」

 また、免疫力を低下させる黄体ホルモンの影響で妊婦や排卵後の女性は感染しやすいことがわかっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇