著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【コンブチャティー】腸内の善玉菌を増やして心血管を守る

公開日: 更新日:

 その他にもHDLコレステロール(善玉コレステロール)を増加させ、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減少させる効果があるともされています。これにより、動脈硬化のリスクを低減し、心血管の健康をサポートする可能性がありますね!

 コンブチャティーは紅茶や緑茶をベースにして作られているため、カフェインが含まれています。発酵中に一部は分解されますが、完全に除去されるわけではありません。コンブチャのカフェイン含有量は、1杯(約240ml)あたり約10~25mgで、コーヒー(約90g)や紅茶(約45~50g)よりも少ないです。適量であればエネルギーの増加や集中力の向上に役立ち、朝摂取することで体を目覚めさせる効果もあるでしょう。ただし、カフェイン感受性が高い人や妊娠中の方は注意が必要です。

 コンブチャティーは、そのまま飲むか、他のジュースやハーブティーと混ぜて飲むことが一般的です。また、フルーツやハーブ等で風味を変えることもできます。市場には、さまざまな風味のコンブチャが販売されていますし、自宅で発酵させるためのキットもあります。ただし、過剰摂取は頭痛、吐き気、消化器系の不調を引き起こすことがあるので、適量を守りながら摂取していきたいですね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…