著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

「有料老人ホーム」と「サ高住」…費用と暮らしはどう違う?

公開日: 更新日:

 前回、高齢者が自宅で暮らせなくなった時の選択肢として、特別養護老人ホームと老人介護保健施設を紹介した。

 いずれも要介護認定が必要。公的施設のため各種サービスはありきたりのものになるが、収入が低ければ利用料金が安くなる。逆にそれなりの年金や資産を持っていると割高に感じる。そこで今回は一定の収入がある高齢者向けの民間施設に注目してみよう。

 まずはよく耳にするであろう有料老人ホームだ。公的施設では実現しづらい個性豊かな物件が多く、健康型(食事などのサービス付き)、介護付き(介護などのサービス付き)、住宅型(生活支援などのサービス付き)の3タイプに分けられる。このうち、「健康であること」が条件の健康型は全体の1%以下と極めて少ない。費用も高く、都心の高級物件だと、入居時に軽く億単位のお金が必要になる。

 残る介護付きと住宅型は、介護の必要性で分けられているように思えるが、実際は両者とも自立~要介護5まで受け入れているケースが多い。異なるのは介護付きだとホームが提供する介護サービスを利用できるのに対し、住宅型は地域の訪問介護などの外部サービスを利用する点だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!