霞が関がやっとこさ「脱フロッピー」…各省庁の対応状況は現在集計中だって
中央省庁の間で、行政手続きにフロッピーディスク(FD)やCD-ROMを使うように定めている規制を撤廃する動きが広がっている。ようやく旧式の記録媒体が一掃されそうだが、正直、まだ使っていたの、だ。
デジタル庁によると、記録媒体を指定する規制は、中央省庁の法令に計2095条項も存在。このうち、見直しが必要な1034条項について、昨年中の撤廃を目指していた。経産省は昨年12月、鉱業法や商工会議所法など34省令でFDなどの表記を廃止。厚労省も予防接種法や社会福祉法といった幅広い法律の施行規則を改正した。国交省は宅地建物取引業法など、金融庁は銀行法などの関連府省令を改めた。
FDなどは「電磁的記録媒体」といった抽象的な表現に改正し、具体的な規格を定める条項は削除された。デジタル庁は現在、各省庁の対応状況を集計しており、今後結果を公表する方針だが、まさにお役所仕事だ。