大阪・曽根崎署が「東京ブギウギ」替え歌で特殊詐欺防止ソング! 作曲・服部良一の孫も全面支援
昨年の被害額は約36億円──。特殊詐欺被害が東京に次ぐ全国ワースト2の大阪の警察署が、ユニークな特殊詐欺被害防止の替え歌を作成した。
タイトルは「サギシャットアウト・ブギウギ」。
♪特殊サギサギ~還付サギサギ~サギはいろいろあります♪~と、NHK朝ドラでも話題となった名曲「東京ブギウギ」のメロディーに乗せ、詐欺の具体事例を挙げながら、被害防止を呼びかける。
「大阪府内では特殊詐欺が増加していて、先月にはすでに昨年の被害件数を超える勢いなんです。“これはもう予断を許さない状況”だということで署員らがアイデアを出し合い、これまで特殊詐欺に関心のなかった人たちにも啓蒙できる方法を考えました」(大阪府警曽根崎警察署の北川龍・生活安全課長)
65歳以上が被害者の9割を占めている背景を鑑み、「(そうした年代の)耳に届く方法はないかと考え、耳なじみの深い東京ブギウギの替え歌を作ろうということになりました」(北川課長)。
替え歌作成にあたって苦労したのが権利関係。作曲した故・服部良一氏の楽曲の権利関係を調べたところ、権利を有する会社から思わしい返事はもらえなかったという。