おそうじ本舗 見澤直人社長(1)異端児がハウスクリーニングのプロ集団を率いるまで

公開日: 更新日:

 お笑い男女コンビのメイプル超合金を起用したCMでおなじみのおそうじ本舗。47都道府県で約1900店舗を展開するハウスクリーニングのプロ集団である。その運営会社HITOWAライフパートナーで社長を務めるのが見澤直人氏だ。23歳の時に前身の長谷川興産に入社。この世界に身を投じて、すでに22年が経つ。

 出生地は大阪市東淀川区だが、その頃の記憶はまったくない。父は転勤族で、見澤氏が生まれてすぐに引っ越したからだ。静岡市で数年すごした後、保育園に上がる頃に京都競馬場近くにある団地に移った。

「この時代の僕はまったくコミュニケーションがとれず、ほとんどしゃべらなかった。周囲の目をまったく気にせず、何事でも没頭してしまう。昆虫採集に行ったら、暗くなるまでずっと虫を探しているような子どもでした」

 自分だけの世界に入り込んでしまう。そして集中が途切れると、それまでやっていたことをすっかり忘れてしまうのだ。

「捕ってきた虫を家で飼い始めても、そのこと自体、僕の頭からまもなく抜けていってしまうんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇