前売りが始まったのに…万博協会は「チケット販売」「ID登録者数」なぜヒタ隠す?

公開日: 更新日:

 黙ってたら、分からへんやろ──。大阪・関西万博(2025年4月開幕)の機運醸成に躍起のあまり、都合の悪い情報はヒタ隠し。日本国際博覧会協会(万博協会)の対応には、そんな腹の内が透けて見える。

 万博開幕まで500日となった先月30日、前売りチケットの販売が開始。しかし、現在のところ売り上げは不明だ。滑り出しは好調なのか、サッパリなのか。万博協会は「大きな会見の場で公表するつもりだが、具体的な時期は検討中」(広報担当)と濁した。万博に巨額の血税が投入されている以上、適宜の情報公開は必須だ。

 チケット購入に必要な「万博ID」の登録者数はどうか。チケット購入にあたっては、来場やパビリオンなどの観覧予約、万博に関するサービスで利用する共通IDを事前登録する必要がある。1人で複数枚購入が可能だ。

「万博ID登録者数=チケット販売枚数」ではないが、登録者数は万博に対する世間の関心度を推し量るうえで気になるところ。チケット販売開始前日、万博協会に登録者数を2度問い合わせたが、回答なし。1日、改めて尋ねると「公表する予定はない」(広報担当)とのことだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  2. 2

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  3. 3

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  4. 4

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  5. 5

    斎藤元彦知事“火に油”の言い逃れ…知事選でのPR会社「400人分の仕事はボランティア」の怪しさ不自然さ

  1. 6

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”

  2. 7

    吉村洋文府知事もう「維新」の代表ヅラだが…街宣で“封印”大阪万博チケットは売れ行きメタメタ

  3. 8

    半導体メモリー大手キオクシアには「前門の虎、後門の狼」に…上場後に待ち受ける“2つの難題”

  4. 9

    「merchu」折田楓社長の受賞は取り消される? 29日に兵庫県から“SNS活用”で表彰予定も欠席と判明

  5. 10

    会員制情報誌にスッパ抜かれた石破官邸「赤沢案件」…経済再生相が官僚呼びつけ指示の前代未聞

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱