「真綿にて朕が首を締むるに等しき行為なり」と天皇は怒り

昭和天皇は、このクーデター計画が実行された時から一貫して、怒りの表情を見せていた。天皇以外は一兵たりとも動かすことはできない。にもかかわらず青年将校たちは、勝手に兵を動かしている。加えて彼らは、天皇の側近を「君側の奸」呼ばわりするが、天皇にとっては、いずれも「股肱の臣」である。…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り749文字/全文890文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】