著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

持久戦争では政治に調整を依頼しなければならない

公開日: 更新日:
1918年、ヴィルヘム2世の退位とともにドイツの君主制は終わった(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 石原莞爾は第1次世界大戦でドイツ軍が最終的に敗れたのは「統帥権独立」を掲げた「ヒンデンブルクとルーデンドルフの最高統帥」に対して、カイゼル(皇帝)といえども対抗できなくなったために軍事が脆弱になっていったからだと解釈した。すでに紹介したように、国民が軍事指導者の言に応じず、革命…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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