敵を憎む戦争文化から生まれた「男は断種され、女は強姦される」という妄想

「大東亜戦争」が始まってからの日本社会は、「敵を憎む」という教育が至るところで行われた。戦争はむろん敵との軍事衝突であり、それは生か死かの戦いである。それゆえに敵を憎むという感情は何よりも強調されたのである。
国民学校の2年生や3年生も習字の時間には、「鬼畜米英」とか「神…
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