被害女子生徒50人以上、画像2万点…合鍵作り学校侵入繰り返した「ハンガー盗撮犯」の凝リ過ぎ手口

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 昨年4月25日、体育館の鍵がなくなっていることに気づいた学校側が警察に相談したが、2日後には元の場所に返してあったため、被害届は出さなかった。外部から侵入された形跡がなかったことから、学校関係者が自宅に持ち帰ったものだと思い込んでいた。

 中塚容疑者は今年5月、神戸市中央区の商業施設の女子トイレに小型カメラを設置したとして逮捕。警察が自宅を家宅捜索したところ、ハンガーが3本出てきたため、捜査員が「これは何や?」と追及すると、「盗撮に使うやつです」と答え、数十本の鍵束については「学校に入って取ってきたのを複製しました」と供述し、「2020年春から県内外の複数の学校に侵入した」と容疑を認めているという。

「この学校だけで昨年5~9月の間に約1600本盗撮された動画が見つかり、女子生徒50人以上が被害に遭っています。セキュリティーが緩い学校を狙い、鍵のかかっていないドアを探し出して合鍵を作製していた。盗撮したファイルは約2万点に上ります」(前出の捜査事情通)

 たった3本のハンガーでこれだけ大がかりな盗撮をするとは、犯人の執念はすごい。

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