ドライバーはフィニッシュを大きく回す
■両ひじをたたんで首に巻きつける
「トップスイングとフィニッシュは左右対称」とよくいわれるけれど、本当だろうか。
一般のアマチュアはバックスイングで大きく振りかぶっておいて、ボールに合わせるような打ち方をしている人が多い。大きく振り上げて、ボールにぶつけたらおしまいという感じ。バックスイングよりフィニッシュのほうが小さくて、クラブヘッドが回り切っていない。
ところがプロのスイングはトップで左肩がスタンスのほぼ真ん中あたりまでだが、フィニッシュでは右肩が目標を指すところまで大きくターンしている。バックスイングで肩はほぼ90度。フィニッシュでは両肩が完全に入れ替わり、右肩が左足の線上まで出ている。
それでインパクトの後、クラブヘッドは1回転してアドレスの位置まで戻っている。
これでも左右対称といえるのだろうか。プロのスイングを見ていると、ドライバーはトップスイングよりフィニッシュのほうがはるかに大きく回っている。アイアンはともかく、ドライバーは決して左右対称ではない。