今週も女子ゴルフに「ニューヒロイン」は生まれない!?経験がものを言う新人泣かせの難コース

公開日: 更新日:

 昨季のメルセデスランクベスト5のうち竹田麗央(21)、山下美夢有(23)、岩井明愛岩井千怜(22)の4人が米ツアーへ「移籍」した今季の国内女子ゴルフ。開幕から2試合は「米国組」の岩井千、吉田優利(24)が優勝。前週はプロ15年目の工藤遥加(32)が制し、スポーツマスコミやファンが待ち望む「新星」はまだ誕生していない。開幕から3試合連続で最終日最終組の菅楓華(19)も2位止まりだ。

 3日開幕のヤマハレディスオープン葛城の会場(静岡・葛城GC山名C=6475ヤード・パー72)は、名匠井上誠一設計の戦略性の高いコース。セッティングが難しい日本女子オープンを除けば、「国内ツアーでは3指に入る難コース」と言われている。

「各ホールは高い樹木でセパレートとされ、適度にアップダウンがある。やや砲台のグリーンは、奥からの傾斜がきつく、ガードバンカーもきいている。初日はおだやかだったが、毎年、選手泣かせの風も吹く。この大会はバーディーが取りやすいところにカップは切らない。最も難易度が高い2番パー4の距離を、去年より20ヤード伸ばして430ヤードにしたほどです。ピン位置から逆算し、狙った所へショットを運ばないとスコアはつくれない。4日間の平均スコアは73以上が当たり前ですから、経験がものをいうコース。実績のない若手が優勝を狙うのは厳しい。2022年に3年目の西郷真央が勝ったが、前年に2位7回の実績があり、この年も開幕戦と前週の試合に勝って絶好調でしたから例外です」(ツアー関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に