アギーレ日本で巻き返し狙う香川真司の「岡崎抱き込み作戦」
アギーレ監督率いる日本代表の二枚看板といえば、本田圭佑(28)と香川真司(25)の2人だ。そのキャリアは日本代表の中で抜きんでている。
本田はセリエAの強豪ミランでエースナンバー10を背負っている。昨季(2013-14)までイングランドの名門マンUの一員だった香川は、古巣のドイツ・ドルトムントに復帰して“都落ち感”こそ否めないが、それでも10―11年シーズンから2季連続リーグ優勝の立役者としての功績は燦然と光り輝いている。
これまで日本代表内のヒエラルキーは、あくまで本田がピラミッドの頂点に君臨し、その下に香川、現役代表最多40得点のFW岡崎慎司(28=マインツ)、本田と同じセリエAの名門インテルに所属する長友佑都(28)、代表主将を務める長谷部誠(30=フランクフルト)ら代表常連組が、2番手を構成するという構図だった。
ところがあるサッカージャーナリストは、「香川が派閥を結成して本田の上に立とうとしている」と、こう続ける。
「マンUから出戻ったドルトムントでパフォーマンスが上がらず、日本代表でも本田に水をあけられてしまった香川は、代表主軸と積極的に会って関係を深めようとしています。同じドイツ組の岡崎、酒井高、長谷部に対して積極的にアプローチを掛け、中でも岡崎を“オンターゲット”にしているようです」