好機にパス回ってこず…ドルト首位通過も香川は“追試”落第
欧州チャンピオンズリーグのD組のドルトムントは9日、グループリーグ最終戦をホームでアンデルレヒト(ベルギー)と対戦(日本時間10日午前4時45分キックオフ)。香川真司(25)はトップ下で先発出場した。
直近の国内リーグ・ホッヘンハイム戦は出番なしに終わり、休養十分とあって序盤から精力的に動き回った香川だが、1トップのインモービレ、背番号10のムヒタリアンらとの連係不足は相変わらず。シュートチャンスにパスが回ってこず、相手PA内で不満げな表情を見せながら立ち尽くす場面も目立った。
後半13分、香川を起点にパスがつながり、移籍1年目で本領を発揮できないでいるイタリア代表FWインモービレが、右足強烈シュートで先制弾。同じように不遇をかこう香川にも、追加点を奪って存在感をアピールするチャンスが1分後に訪れた。
左サイドからドリブル開始した香川はDFをかわし、相手ゴール正面で右足を振り抜く。しかし、ボールはクロスバーの上を通過。香川は芝生を蹴り上げ、天を仰ぎながら絶叫した。結局、同39分に同点に追い付かれた直後に香川は交代である。