グリーン傾斜はスマホで計測できるようになった
傾斜計と目。どちらが正確なのかは説明するまでもないだろう。視覚情報というのは必ずと言っていいほど錯覚をまねく。
「見た目よりフックする」とか、「見た目以上にスライスした」なんてことをゴルファーはよく口にするが、これはまさに目の錯覚。錯覚しているから、イメージと実際のボールの転がりが異なるのである。対して、傾斜計でグリーンの起伏をチェックすれば、そこには目の錯覚が入り込む余地がない。ボールは傾斜の度合いに応じて、転がる(曲がる)だけである。
グリーンの傾斜を読むことに関しては、「目は災いのもと」であると言っても過言ではない。最近はスマホのアプリで傾斜計が手軽に手に入る。グリーンでラインをしょっちゅう読み違えるならば、一度、スマホで傾斜を測ってみてはいかがだろう。
(ゴルフライター・マーク金井)