衝撃の大減俸 巨人・杉内は「小笠原ケース」でFA移籍へ
衝撃のダウンである。年俸5億円で日本球界2位だった巨人の杉内俊哉(35)が10日、年俸5000万円(プラス出来高)で契約を更改した。
これまでは小笠原の3億6000万円減が最大だったが、それをはるかに超える球界史上最大減額となった。
4年20億円の複数年契約最終年だった今季は7月に戦線離脱。17試合に先発して6勝6敗、防御率3.95だった。チームはV逸し、9月に痛めていた右股関節の手術に踏み切った。杉内は「今回の手術で来年は開幕からプレーできないことが確定している上、前例が少ない手術で、来年以降、どの程度のプレーができるか不明確だと思われても仕方のない状況。そこで、私から球団にお願いし、来年度については基本年俸をギリギリまで抑え、出来高で評価していただくことで了解をいただきました」と球団を通じてコメント。自ら申し出たこともあり、4億5000万円のダウン幅となった。
史上2位に“陥落”した小笠原の大減俸も巨人在籍時だった。12年オフに4億3000万円から一気に7000万円になり、翌年のオフ、年俸3000万円で中日へFA移籍。2年間在籍して今季限りで引退した。