同級生の巨人坂本と1億円の差 西武秋山の年俸は妥当なのか
「だって、巨人の坂本があの成績で3000万円増の2億5000万円だよ? よその球団の財布のことだけど、それを考えたら安すぎるだろ」
セ某球団編成担当がこう言った。
西武の秋山翔吾(27)が30日、8800万円増となる1億5000万円で契約を更改。今季、216安打の日本新記録を樹立し、大ブレークした安打製造機が「『プラスポイントはこれ以上つけようがない』と言われた。本当は倍増ちょい。それにプラスしてこの金額になったと説明を受けました。納得してサインしました」と満面の笑みを浮かべながら交渉の舞台裏を明かしたと聞き、「巨人が査定したら3倍増は堅かったんじゃないか」と言うのである。
チームで唯一、143試合フルイニング出場を果たした秋山は打率.359、14本塁打、55打点で最多安打にゴールデングラブ、ベストナインと賞を総なめ。ベストナインは満票受賞で、これは13年の田中将大(楽天)以来のことだった。
チームが4位Bクラスに終わったとはいえ、同じく優勝を逃した同級生の坂本は打率・269、12本塁打、68打点で2億2000万円から3000万円も上がった。球団の体力、プロでのキャリア、積み上げてきた実績に違いがあることを差し引いても、確かに坂本と比較してしまうと、秋山の給料は果たして正当なのか、という気はする。
西武の査定が渋いのか、巨人のそれが甘いのか。