低迷の男子ツアー スポンサーが女子ツアーへの“踏み台”に
とはいえ、女子プロトーナメントの冠スポンサーになりたいといっても簡単になれるものではない。
これまでの取引状況や審査基準、日程的問題など、クリアしなければならない条件がいくつもある。
「過去には、女子ツアーに断られて、とりあえず男子ツアーのスポンサーになったという企業もあった。来季、男子ツアーに復帰するパナソニックも4月21日(木)~24日(日)の日程で千葉CC梅郷Cでパナソニックオープンを開催しますが、20日(水)~22日(金)の日程で同じ千葉CC野田Cで、ステップアップツアーのパナソニックオープンレディースの冠スポンサーにもなりました。同じ会場で女子もウエルカムパーティーに出てくれば取引先にも喜ばれます。そうやって下部ツアーで開催実績をつくれば、将来的にその大会をツアーに昇格させることができるかもしれません。冠になりたい企業の目当ては女子ツアーですから、今後、こういうケースが増えるかもしれません」(前出のツアー関係者)
この日(6日)、選手会新会長に選ばれた宮里優作(35)は「10、20年後に試合が増えるような基盤をつくっていきたい」と述べたが、その頃男子ツアーは存続しているのか……。