不人気深刻の国内男子プロが女子より賞金稼ぐ不思議
国内ゴルフは男女とも今シーズンが終了。来季の日程が発表された。男子ツアーは1試合増の26試合。女子ツアーも1試合増の38試合開催される。
しかし、両ツアーを取り巻く環境は実に対照的だ。男子ツアーの今季国内大会の入場者数は、前年比4万9965人減の33万6427人で1試合平均1万4018人。女子ツアーは前年比3万1581人増の56万480人。1試合平均は1万5148人と前年比で約6%増えた。女子ツアーは37試合中28試合が3日間大会ということを考えれば、その差は歴然だ。
視聴率もそうだ。男子ツアーの最終日の平均視聴率が5.1%なのに対し、女子ツアーは5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
男子ツアーより、女子ツアーの方が人気が高いというのに今季の賞金総額は男子ツアーが34億7750万。女子ツアーは33億535万円だった。来季は女子ツアーが1億4650万増、男子ツアーが1250万円増となり、女子ツアーの賞金総額は35億2000万円と、男子ツアーの34億9000万円をわずかながら上回る。それでも試合数、入場者数、視聴率でこれだけ差があるのだから、おかしな話だ。